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USDYとは?
USDY(US Dollar Yield Token)は、Ondo Financeが生み出したデジタル資産で、短期の米国債によって1対1で裏付けられています。ウォレットに置いてあるだけの一般的なトークンとは異なり、USDYはそれ自体が働きます。保有しているだけでトークンの価格が上がり、残高は毎日自動的に増えていきます。現在、USDYは70を超えるプロジェクトに統合され、イーサリアム、ソラナ、Aptos、Sui、Arbitrum、Mantle、Mantra、コスモス(Noble経由)といった主要なブロックチェーンで利用できます。
USDYが収益を生む仕組み
USDYの収益はどこから生まれるのでしょうか。仕組みはシンプルです。このトークンは短期の米国債、つまり固定金利で投資家から資金を調達する政府発行の信頼性の高い証券によって裏付けられています。言い換えれば、米国政府に資金を貸し出し、その対価として安定したリターンを受け取っているということです。こうした債券は、世界で最も安全な金融商品の1つと考えられています。多くのステーブルコインも準備資産として米国債を保有していますが、その利息は自社の取り分として確保します。これが従来のステーブルコインの収益モデルの一部です。USDYの設計はそれとは異なり、債券から得られるリターンはトークンを保有する人に直接渡されます。
ステーブルコインはもはや単なる「デジタル現金」ではありません。USDYのようなトークンが従来の貯蓄に代わる現代的な選択肢となる、新しい金融インフラが形づくられつつあります。これは、金利の低い国や銀行を利用しにくい国に住む人々にとって特に大きな価値を持ちます。その対象は、世界でおよそ10億人にのぼります。USDYを使えば、価値を守るだけでなく、貯蓄を働かせることができます。
ステーブルコインとは、安定した資産(米ドル、金、ユーロなど)に1対1の比率で価格が連動する仮想通貨の一種です。
USDYのトークノミクス
USDYの主要な数値は、市場での確かな地位と投資家からの信頼の高まりを表しています。
時価総額:5億8,775万ドル。現在の普及規模と保有者からの関心の大きさを示しています。
総供給量:約5億8,176万USDY。着実な成長と需要の高まりを示しています。
流通供給量:約5億3,555万USDY。高い流動性と活発な利用を裏付けています。
USDYの総時価総額。出典:rwa.xyz
USDYはステーブルコインとどう違うのか?
USDTやUSDCといった人気のステーブルコインはドルに連動しているものの収益を生みませんが、USDYは異なるアプローチを取っており、従来型のステーブルコインには分類されません。その価格は毎日わずかに上昇し、トークンを保有しているだけで価値が増えていきます。これは、USDYを裏付ける信頼性の高い資産から得られる収益によるものです。
ただし、違いは収益だけではありません。USDYは、透明性の高い法的構造を備えたトークン化された債権商品です。準備資産は独立した受託者であるAnkura Trust Companyが管理し、日次での報告と監督を行っています。規制のグレーゾーンで運営される多くのステーブルコインとは異なり、USDYは米国の連邦法および州法に完全に準拠して発行されています。そのため保有者は、発行体の破綻や技術的な障害が起きた場合を含め、より手厚い法的保護を受けられます。
USDYとUSDTの比較
USDYとrUSDY:US Dollar Yield Tokenの2つの形式
USDYには2つの形式があり、トークンをどこでどのように使うかに応じて、最も便利な収益の受け取り方を選べます。
USDY(価格上昇型):利回りはトークン価格の上昇として反映されます。USDYを保有していれば、その価値は時間とともに少しずつ上がっていきます。値上がりという形で成長を確認したい場合、とりわけ長期保有には最適です。
rUSDY(リベース型):「r」はリベース(rebasing)を意味します。この形式では価格は1ドル前後で安定したまま、利回りは残高のトークン数の増加として反映されます。たとえば、USDYの価格が1.00ドルのときにrUSDYを100枚購入し、その後USDYの価格が1.01ドルに上がった場合、rUSDYの価格は1.00ドルのままですが、ウォレットの残高は100枚ではなく101枚のrUSDYと表示されます。
価格の上昇と保有枚数の増加のどちらで成長を見たいかに応じて、この2つの形式はGem Walletでいつでも相互にスワップできます。
リベースとは、価格ではなく残高のトークン数が変化する仕組みです。これにより価値は安定したまま、保有するトークンの枚数が増えていきます。
USDYの活用方法
USDYは日常生活でも使いやすい、利回りの付くステーブルコインです。個人ユーザーにも機関投資家にも適しており、主な活用方法は次のとおりです。
1. 貯蓄:銀行預金に代わる信頼できる手段としてUSDYを保有できます。半年後の休暇に向けて5,000ドルを取っておきたい場合、金利1%の銀行に預ける代わりにUSDYを購入すれば、年4%強の収益が得られます。しかも資金をロックすることなく、完全な管理権を保ったままです。
2. 給与・フリーランス収入:フリーランサーやリモートワーカーは、USDTやUSDCに代わる安定した受け取り手段としてUSDYを使えます。しかも利回りが付きます。トークンはウォレットに置いてあるだけで、使うときまで収益を生み続けます。
3. DeFiでの活用:USDYは借り入れの担保として使えるほか、イールドファーミング戦略への参加や、分散型プロトコルでのデリバティブ取引にも利用できます。
4. 国際送金:USDYを使えば、ブロックチェーン経由で国境を越えた送金を高速に行えます。銀行も通貨両替のコストも必要ありません。ヨーロッパにいる娘の学費を支払う必要があるときも、USDYなら数秒で送れます。
5. 機関投資家による利用:ヘッジファンド、DAOのトレジャリー、ファミリーオフィスにとって、USDYは遊休資金を運用するための安全で収益を生む手段となります。
USDYで収益を得るには?
USDYで収益を得るのに特別な知識は必要ありません。ウォレットをインストールしてトークンを入手すれば、あとは利回りが積み上がっていくだけです。
USDYウォレットの設定
まずはUSDYウォレットをインストールしましょう。マルチチェーン対応のモバイル向けセルフカストディウォレットです。秘密鍵は自分の手元に残り、登録もメールアドレスも第三者によるアクセスも必要ありません。完全に分散化されており、安全です。
USDYの入手方法
USDYで収益を得る第一歩は、トークンの購入です。かつて債券などの固定利付商品への投資は銀行や投資ファンドに限られていましたが、今はスマートフォン1台あれば十分です。ウォレット内でクレジットカードを使って直接USDYを購入でき、手続き全体は1分もかかりません。
利回りが得られる仕組み
収益は購入した直後から積み上がり始めます。その源泉は市場のボラティリティではなく、現実世界の資産です。本記事の執筆時点で、USDYは年4.25%のAPY(年間利回り)を提供しています。この利率は毎月初めに設定され、均等に配分されて残高を毎日増やしていきます。収益をどのように把握したいかに応じて、USDYとrUSDYのどちらかを選べます。
USDYをスワップする
保有しているだけで不労所得を得られるほか、ほかのトークンを簡単にUSDYへスワップすることもできます。たとえば残高にSOLがあり、USDYを手に入れたい場合は、Jupiterを利用した内蔵のスワップ機能を使い、ウォレット内で数回タップするだけで完了します。手続きは速くスムーズで、すべてアプリ内で完結します。
ソラナネットワークでSOLをUSDYにスワップ