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Gem Walletは、Trust Walletと同じ考え方で作られたTrust Walletの代替ウォレットです。100以上のブロックチェーンに対応したノンカストディアルのモバイルウォレットで、12単語のシードフレーズを使い、アカウント登録もKYCもいりません。2017年に始まり、2018年にBinanceに買収されたTrust Walletは、ユーザー数2億2,000万人以上を抱える老舗の大手で、ブラウザ拡張機能もあります。もともとは軽くてシンプルなスマートフォン用ウォレットでしたが、次第に無期限先物、予測市場、トークン化株式、AIアシスタントをウォレットに直接組み込み、今では日々のウォレット操作と取引プラットフォームが1つのアプリに同居しています。Gem Walletはあくまでウォレットです。使い方はシンプルで、そうした詰め込みもありません。さらにGem Walletには、自分で確かめられる違いもあります。アプリ全体のコードが公開されていること、スワップ手数料がTrust Walletの0.7〜1%に対して0.5%であること、そして2026年の監査レポートが2件公開されていることです。
Gem Wallet vs Trust Wallet:結論
検証できる軽いスマートフォン用ウォレットを求めるなら、Gem Walletのほうが優れています。 Trust Walletで使っているのと同じシードフレーズをインポートでき、アプリの機能は保有、送金、スワップ、ステーキングに絞られ、ソースコードと監査レポートをすべて公開し、スワップのたびにかかる手数料も少なくて済みます。ブラウザで使う場合や機能の幅広さを求める場合は、Trust Walletのほうが向いています。Ledgerに対応したブラウザ拡張機能があり、25以上の資産のステーキングやStablecoin Earnのボールトも使えます。
重要なポイント
- 乗り換え:同じ12単語のフレーズをインポートすれば、EVM、ビットコイン、トロン、TON、XRPなどの残高が同じアドレスでGem Walletに表示されます。送金が必要になるかもしれないのはソラナだけです。
- コード:Gem Walletは両方のアプリのコードをGPL-3.0で公開しています。Trust Walletが公開しているのはWallet Coreライブラリで、アプリのコードは非公開です。
- 方向性:Trust Walletはウォレットと取引プラットフォームを1つのアプリに混在させ、その分使いにくくなりました。Gem Walletはシンプルなウォレットのままです。
- 手数料:2026年11月時点で、Gem Walletはスワップ1回につき0.5%、Trust Walletはレートに含まれる形で0.7〜1%です。
Gem Wallet vs Trust Wallet:概要
Trust WalletとGem Walletは、一見よく似ています。どちらもスマートフォンを中心に作られた、マルチチェーンのノンカストディアルウォレットです。両者の違いを下の表にまとめました。値は2026年11月時点のものです。
| 機能 | Gem Wallet | Trust Wallet |
|---|---|---|
| 方向性 | ウォレット:保有、送金、スワップ、ステーキング | ウォレットと取引プラットフォームを1つのアプリに:無期限先物、予測市場、トークン化株式、AIアシスタント |
| 出発点 | モバイルのマルチチェーンウォレット | 2017年、モバイルのイーサリアムウォレット。2018年にBinanceが買収 |
| 対応プラットフォーム | iOS、Android(Google Play、APK) | iOS、Android(Google Play、APK) |
| ブラウザ拡張機能 | なし | Chrome(Brave、Edge、Operaにも対応) |
| デスクトップアプリ | 開発中 | なし(デスクトップでは拡張機能を使用) |
| ネットワーク | 100以上のブロックチェーン | 100以上のブロックチェーン。2026年9月15日に24のネットワークのサポートを終了 |
| シードフレーズ | 12単語、BIP-39 | 12単語(インポート時は12または24単語)、BIP-39 |
| コード | アプリ全体がオープンソース(GPL-3.0) | Wallet Coreライブラリは公開(Apache-2.0)、アプリのコードは非公開 |
| 公開された監査レポート | CertiK(2026年4月)、Cure53(2026年10月) | 監査会社5社の名前を掲載、レポートは非公開 |
| スワップ手数料 | 0.5% | レートに含めて0.7〜1%、キャンペーン対象ペアは0% |
| ステーキング | ETH、SOL、TRX、BNB、ATOM、SUIなど13の資産 | 25以上の資産 |
| 無期限先物 | Hyperliquid | HyperliquidとAster DEX(米国、英国、香港では利用不可) |
| ハードウェアウォレット | 未対応(ロードマップに掲載) | Ledger(ブラウザ拡張機能で対応) |
| ユーザー数 | インストール数100万以上 | 2億2,000万人以上(Trust Walletによる) |
| ストア評価 | Google Play 4.5、App Store(米国)4.5 | Google Play 4.5、App Store(米国)4.7 |
2026年11月3日にtrustwallet.com、Trust Walletのヘルプセンター、GitHub、そしてGem Walletのアプリ、ドキュメント、コードで確認。各セクションに出典へのリンクを掲載しています。
Trust Walletの代替としてのGem Wallet:1つのフレーズで乗り換え
Gem Walletには、Trust Walletのシードフレーズをそのままインポートできます。どちらのウォレットも12単語のBIP-39フレーズを使い、ほとんどのネットワークではそこから同じアドレスを導出するため、何も送金しなくてもGem Walletに残高が表示されます。Trust Wallet自身もセルフカストディに関するヘルプ記事で、導出パスの違いにより、ほかのウォレットでは一部のコインの扱いが変わることがあると説明しています。オープンソースで公開されているTrust WalletのWallet Coreのパスと、Gem Walletのコードにあるパスを比べると、次のとおりです。
| ネットワーク | Trust Wallet(Wallet Coreのデフォルト) | Gem Wallet | 同じアドレスか |
|---|---|---|---|
| イーサリアム、BNB Chain、Base、ArbitrumなどのEVMネットワーク | m/44’/60’/0’/0/0 | m/44’/60’/0’/0/0 | はい |
| ビットコイン、SegWit(bc1q) | m/84’/0’/0’/0/0 | m/84’/0’/0’/0/0 | はい |
| トロン | m/44’/195’/0’/0/0 | m/44’/195’/0’/0/0 | はい |
| TON | m/44’/607’/0' | m/44’/607’/0' | はい |
| XRP | m/44’/144’/0’/0/0 | m/44’/144’/0’/0/0 | はい |
| ドージコイン | m/44’/3’/0’/0/0 | m/44’/3’/0’/0/0 | はい |
| ライトコイン | m/84’/2’/0’/0/0 | m/84’/2’/0’/0/0 | はい |
| コスモス | m/44’/118’/0’/0/0 | m/44’/118’/0’/0/0 | はい |
| Sui | m/44’/784’/0’/0’/0' | m/44’/784’/0’/0’/0' | はい |
| Aptos | m/44’/637’/0’/0’/0' | m/44’/637’/0’/0’/0' | はい |
| カルダノ | m/1852’/1815’/0’/0/0 | m/1852’/1815’/0’/0/0 | はい |
| ソラナ | デフォルトはm/44’/501’/0’、オプションでm/44’/501’/0’/0' | m/44’/501’/0’/0' | 一致しない可能性あり |
Trust WalletからGem Walletへの移行は、3ステップで済みます。
- フレーズをバックアップ:Trust Walletでウォレットの設定を開き、移したいウォレットの12単語を書き留めます。
- インポート:Gem WalletでImport an Existing Wallet > Multi-Coinをタップし、同じ単語を入力します。EVMトークン、ビットコイン、トロンとTONのUSDT、XRPなど、表にあるコインがいつものアドレスに表示されます。
- ソラナを確認:SOLやSPLトークンが表示されない場合は、Gem Walletでソラナの受け取りアドレスを開き、Trust Walletからそこへ送金します。
Trust Wallet側で何かを閉じる必要はありません。同じフレーズをTrust Walletに残しておけるので、パスが一致するネットワークでは両方のアプリに同じ資金が表示されます。Trust Walletはインポート時に12単語のBIP-39フレーズを受け付けるため、逆方向の移行も同じ方法でできます。
スワップ手数料:0.5%対0.7〜1%
Gem Walletはプロバイダーに応じてスワップ1回につき0.5%です。すべての手数料と最終的な金額は確定前に見積もりに表示され、隠れた手数料はありません。Trust Walletは2026年11月に更新された比較ページで、スワップ手数料を0.7%とし、「交換レートに含まれる」と記載していますが、スワップページのFAQでは、スワップに追加のサービス手数料はかからないとしています。2026年11月3日時点のTHORChainエクスプローラーによると、THORChainを経由するスワップでのTrust Walletのアフィリエイト手数料は直近1か月の平均で1.02%(Gem Walletは0.54%)でした。つまり、Trust Walletの実際の手数料は経路によって0.7〜1%です。
手数料の例:1,000ドルのスワップにかかる手数料は、ネットワーク手数料を除いて、Gem Walletで5ドル、Trust Walletで7〜10ドルです。こうしたスワップを毎月10回行うと、1年で600ドル対840〜1,200ドルになります。
2026年11月3日時点のスワップ手数料:Gem Walletは0.5%、Trust Walletは0.7〜1%。
Trust Walletは、一部のペアで手数料0%のキャンペーンも実施しています。
- ステーブルコイン:Trust Walletの2026年8月の発表によると、BNB Chain、ソラナ、Arbitrum、ポリゴン、Base、Optimism、アバランチ上のUSDT、USDC、DAIなど、キャンペーン対象のステーブルコイン同士を同じチェーン内でスワップする場合、Trust Walletの手数料は0%です。イーサリアムは対象外です。
- ステーキングトークンとラップトークン:stETH、WETH、jitoSOL、WBNBなどのペアは0%です。
- TWTの保有者:TWTのライトペーパーによると、手数料が割り引かれます。
どちらのウォレットも、サードパーティのプロバイダーを通じてスワップを行います。Trust WalletはスワップのプロバイダーとしてTHORChain、1inch、Mimic、Axelarを、クロスチェーンの経路ではdeBridge、Jupiter、Rangoなどを挙げています。Gem WalletはUniswap、PancakeSwap、Jupiter、STON.fiなどのDEXや、THORChain、Chainflip、Relayといったクロスチェーンプロトコルと連携し、見積もりごとにプロバイダーを表示します。確定前に別のプロバイダーを選ぶこともできます。
違いは、ユーザーとスワップの間に誰が入るかです。Trust Walletが頼っているのは、自社のサーバーで経路を組み立てるアグリゲーターサービスです。クロスチェーンスワップのガイドにはZeroEx、Rango、SwapKit、SWFTの名前があり、同一チェーン内のスワップには1inchを使います。これらのサービスはどれもアドレスと取引内容を把握でき、経路はそれを運営する企業に左右されます。Gem Walletのプロバイダーは主にオンチェーンのプロトコルで、スワップはスマートコントラクトや、THORChain、Chainflipのような分散型ネットワークを通じて実行されます。そのためGem Walletでは、データを目にする仲介者も、スワップを止めうる中央の拠点も少なくて済みます。一方、Trust Walletのプロバイダー構成はより中央集権的で、その分プライバシーが守られにくく、信頼性も低くなります。
Gem Walletでは、ユーザーとスワップの間に入る仲介者が少なくて済みます。
Trust Walletは安全?オープンソースと監査
Trust WalletとGem Walletはどちらもノンカストディアルです。鍵はスマートフォン上で生成されて暗号化され、どちらの企業も鍵を保有せず、どちらのアプリもアカウント登録はいりません。違いは、それぞれのアプリのどこまでを誰でも確認できるかです。
Trust Walletのセキュリティ
- コード:Trust WalletのWallet CoreライブラリはApache-2.0でGitHubに公開されています。旧iOSアプリと旧Androidアプリのリポジトリはアーカイブされ、2019年から更新がありません。現在のアプリとブラウザ拡張機能のコードは公開されていませんが、Trust Walletの比較ページでは完全なオープンソースとうたわれています。ユーザーから見れば非公開のアプリはブラックボックスで、そのセキュリティも、鍵やデータをどう扱っているかも、外部からは確認できません。
- 監査と認証:Trust Walletはセキュリティページで、CertiK、Cure53、Halborn、Kudelski Security、Quantstampを監査会社として挙げていますが、レポートへのリンクや日付はありません。ISO/IEC 27001と27701の認証も取得しています。
- 保護機能:署名前にセキュリティスキャナーがトランザクションをチェックします。任意で、暗号化したバックアップとしてフレーズを自分のiCloudやGoogleドライブに保存することもできます。
Gem Walletのセキュリティ
- コード:両方のモバイルアプリと共通のRustコアがGPL-3.0でGitHubに公開されています。F-Droid版のビルドは再現可能なので、アプリが公開されたコードどおりかを誰でも確かめられます。詳しくはオープンソースの仮想通貨ウォレットのガイドをご覧ください。
- 監査レポート:2026年4月にCertiKが鍵の管理と署名を、2026年10月にCure53がコアと両方のアプリを監査しました。どちらのレポートもセキュリティページで読めます。
- 保護機能:送金、スワップ、承認の前に、HashDitとGoPlusが署名前のチェックを行います。アドレスポイズニングに使われる少額の送金は、スパムフィルターで非表示になります。
Trust Walletの強みは規模と認証、Gem Walletの強みはアプリと監査結果を誰にでも公開していることです。
ネットワークと資産
どちらのウォレットも100以上のブロックチェーンに対応するとしており、ネットワークの大半は重なっています。ビットコイン、イーサリアムとEVMチェーン、ソラナ、トロン、TON、XRP、カルダノ、Sui、Aptos、コスモス、ステラ、ジーキャッシュには、どちらもネイティブで対応しています。大きな違いは2つです。
- Trust Walletは対応リストを絞り込んでいます。ネットワークに関するお知らせによると、2026年9月15日にMoonbeam、MultiversX、Nano、IoTeX、Polygon zkEVMを含む24のネットワークのサポートを終了しました。なおAndroid版のTrust Walletでは、カスタムのEVMネットワークも追加できます。
- Gem WalletはHyperliquid独自のチェーンに対応しています。HyperCoreではHYPEとUSDCを保有でき、HYPEのステーキングもできます。どちらのウォレットもカスタムトークンを追加できますが、Gem Walletでは自分のノードも設定できます。
USDTについては、Gem Walletは14のネットワークの公式USDTとUSDT0に対応しています。トロンではネットワーク手数料の面でも便利で、どのコインでもTRXにスワップでき、USDTからTRXへは内蔵のSunSwapでスワップできます。
ステーキングと運用
資産を増やす手段は、Trust Walletのほうが豊富です。
- Trust Wallet:ステーキングページによると、ETH、BNB、SOL、TRX、DOT、ATOM、NEAR、SUI、ADA、INJなど25以上の資産のステーキングに対応しています。さらにStablecoin Earnでは、USDTやUSDCをMorphoやAaveなどのDeFiプロトコルで運用できます。
- Gem Wallet:ステーキングの対象は13の資産で、ETH、BNB、SOL、ATOM、OSMO、TRX、APT、SUI、TIA、INJ、SEI、HYPE、MONです。TRXをステーキングすると、トロンでのUSDT送金の手数料をまかなうエネルギーも得られます。
どちらのウォレットも、ステーキング報酬に独自の手数料を上乗せしません。かかるのは、ネットワーク上と同じくバリデーターの手数料だけです。
ウォレットか取引アプリか:無期限先物、予測市場、株式
Trust Walletは2017年、使いやすい軽量なモバイルウォレットとして始まりました。2025年からは取引プラットフォームを加え、今では無期限先物、予測市場、トークン化株式、AIアシスタント、Stablecoin Earnがウォレットの中にあります。その結果、仮想通貨の送金、受け取り、保有といった操作が、多くのユーザーには必要のない取引機能と並ぶことになりました。Gem Walletは「ウォレットはウォレットであるべき」という考えを貫いています。アプリの中心にあるのは保有、送金、スワップ、ステーキングで、取引機能はHyperliquidの無期限先物と、通常のスワップで購入できる株式トークンに限られています。
Trust Walletのフレーズは、よりシンプルでオープン、しかも安いGem Walletでもそのまま使えます。
アプリ内の取引ツールはTrust Walletのほうが多いものの、地域による制限があります。
- 無期限先物:Trust WalletではAster DEXとHyperliquidの無期限先物を取引でき、取引所の手数料に上乗せするプラットフォーム手数料はかかりません。無期限先物のガイドによると、米国、英国、香港では無期限先物を利用できず、HyperliquidはEUのほとんどの国でも利用できません。Gem WalletではHyperliquidの無期限先物を取引でき、ストップロスとテイクプロフィットも設定できます。Hyperliquidの手数料とGem Walletの手数料を合わせても、最大でテイカー0.09%、メイカー0.06%です。
- 予測市場:Trust WalletはPolymarketなどを統合しましたが、ヘルプセンターによると、新規ポジションの購入は停止されています(2026年8月)。Gem Walletにはありません。
- トークン化株式:Trust Walletでは、OndoやxStocksなどの株式トークンをスワップで購入できますが、米国、英国、欧州経済領域(EEA)では利用できません。Gem Walletには独立した株式セクションはなく、xStocksやRobinhood Chainの株式トークンも、ほかのトークンと同じく通常のスワップで手に入ります。
仮想通貨の購入と売却
どちらのウォレットでも、仮想通貨の購入と売却はサードパーティのプロバイダーを通じて行われ、本人確認や手数料はそれぞれのプロバイダーが独自に定めています。Trust WalletはMoonPay、Banxa、Mercuryo、Transak、Rampなどを掲載し、BinanceによるサービスとP2Pでの購入にも対応しています。Gem WalletではMoonPay、Banxa、Mercuryoなどの見積もりが自動で比較され、最も有利なレートが先頭に表示されます。仮想通貨の売却も同じように、オフランププロバイダーを通じて行えます。
ブラウザ拡張機能、デスクトップ、ハードウェアウォレット
対応デバイスでは、現時点でTrust Walletがリードしています。
- ブラウザ拡張機能:Trust WalletはChrome、Brave、Edge、Operaで動作し、QRコードでモバイルウォレットと同期できます。Gem Walletにはブラウザ拡張機能がありません。
- デスクトップ:どちらのウォレットにもデスクトップアプリはありません。Trust Walletは拡張機能でデスクトップに対応しており、Gem Walletのデスクトップアプリは開発中です。
- ハードウェアウォレット:Trust Walletはブラウザ拡張機能でLedgerに接続でき、ビットコイン、イーサリアム、ソラナのアプリに対応しています。Gem Walletはまだハードウェアウォレットに対応しておらず、ロードマップに掲載されています。
ノートパソコンでdAppを使う人や、貯蓄をLedgerで保管している人にとっては、これらの点が決め手となり、Trust Walletを選ぶことになるでしょう。
ユーザー数と評価
Trust Walletはユーザー数を2億2,000万人以上としており、アプリの評価は米国のApp Storeで4.7(評価199,155件)、Google Playで4.5(レビュー258万件)、ダウンロード数は5,000万回以上です。Gem Walletはより新しく、規模も小さいウォレットです。2026年11月時点で、全プラットフォームでのインストール数は100万以上、評価は米国のApp Storeで4.5(評価361件)、Google Playで4.5(レビュー4,300件)です。
Trust WalletはGem Walletより優れている?
Trust Walletが向いているのは、次のような場合です。
- ブラウザ拡張機能が必要:Trust WalletにはChrome、Brave、Edge、Opera向けの拡張機能があります。Gem Walletは今のところモバイル専用です。
- Ledgerで署名する:Trust Walletの拡張機能で対応しています。
- 資産を増やす手段をできるだけ多く使いたい:25以上の資産のステーキングとStablecoin Earnのボールトがあります。
- 特に人気のあるウォレットを使いたい:Trust Walletによるとユーザー数は2億2,000万人以上で、ストアのレビューも数百万件あります。
Gem Walletが向いているのは、次のような場合です。
- ライブラリだけでなくアプリそのものを確認したい:両方のアプリのコードが公開され、ビルドは再現可能で、2026年の監査レポートも公開されています。
- 取引アプリではなく軽いウォレットがほしい:Gem Walletは保有、送金、スワップ、ステーキングに徹しています。
- 頻繁にスワップする:手数料は0.7〜1%ではなく、スワップ1回につき0.5%です。
- 取引所と結びついていないウォレットを使いたい。
- HyperCoreでHYPEを保有している。
まとめ
一見すると、Trust WalletとGem Walletはよく似ています。どちらも1つの12単語のフレーズで、100以上のブロックチェーンをスマートフォンで扱えます。しかしよく見ると、共通点はもうほとんど残っていません。Trust Walletは取引アプリへと姿を変え、無期限先物、予測市場、トークン化株式をウォレットに組み込み、ブラウザ拡張機能、Ledgerへの対応、最も幅広いステーキング資産の選択肢もそろえています。Gem Walletは軽くてシンプルなウォレットのままで、すべてを検証でき、スワップ手数料も低く抑えられています。Trust WalletのシードフレーズはGem Walletでも使え、ほとんどのネットワークで同じアドレスになるので、Trust Walletと並べてGem Walletをインストールし、同じコインで実際に比べてみることができます。
ほかの比較記事として、Gem Wallet vs MetaMask、Gem Wallet vs Exodus、Gem Wallet vs Phantomもあわせてご覧ください。
免責事項: この記事は情報提供と教育のみを目的としており、金融・投資の助言ではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、投資した資金をすべて失う可能性があります。ご自身で調べたうえで、自己責任で判断してください。


